これまでにあったご相談内容のうち、ここでは5つの事例をご紹介します。


ご相談内容①
「会社のお金の流れがあまり良く見えない」

その会社は、アパレル製造卸を営む社員数15名ほどの会社で、経理はパート社員さんがやっていました。
売上はドンドン上がっていて、仕入先への支払いサイトが短く、逆に売上の入金サイトは長いという状況でした。

そうすると、売上が上がれば上がるほど、仕入先への支払いが先行し、黒字で儲かっているはずなのに、
通帳を見るとお金がないということになります。

経理であるパート社員さんも、それに気づいていないので、社長から「経理をちゃんとやってくれ!」と言われても、
どうしていいのかわからないのです。
そこで社長はあきらめて、キャッシュフローを見ずにやろうとするけど、やっぱり不安だからと営業を抑え目にします。

ところが、売上を上げたいものだから、しばらくすると積極的に営業をします。
そしてその繰り返しが、社長にとってかなりのストレスとジレンマになっていました。

ここで言うお金の悩みの実態は、単純にお金がないという悩みではなく、「いま、どれだけの入出金があって、
この先がどうなるのかわからない」という不安なのです。

もし、それが「見える化」できていれば、それはもうお金の悩みではなく、支払いサイトや入金サイトの改善や
運転資金の調達の方法など、別のテーマに変わるので、本当の意味ではお金の悩みではないのです。

そう考えると、儲かっている会社もそうでない会社も、ほとんどの会社で「お金の流れがあまり良く見えない」という
悩みや不安があるということがわかると思います。


ご相談内容②
「社員との立場の違いからくる意識のズレ」

その会社は、中小の下請け部品メーカーでした。
そこで新卒から働いていた社員が、先代の社長から経営を引き継ぎ、新たに社長となりました。

就任当初に新社長から「自分が社員だったころは、同僚も同じ雇われの身で立場も同じだったので人間関係は
うまくやれたのですが、自分が雇う側になったら、自分に対する態度が一変してしまったのです。
「本音を言ってくれなくなり、会議での発言はなし、反応もイマイチで、社長としての自信がなくなりました」

とご相談がありました。

こういうことは他の企業でもいたるところに見られます。
社長を表面的にしか見られない社員からは、
「社長の話すことは、数字やお金のことばかり、物づくり職人としてはいかがなものか?」と疑問を抱き始めます。

それを話してくれれば、社長も説明できるのですが、社員も漠然と心の中でそう感じていて、気がついたら社長に
対する不信感と、社員との間に精神的な距離が生まれてしまいます。

これは社長と社員の間に「情報量の不一致」があります。
社長の頭にある情報の内容と量は、社員のそれとは一致しません。何故なら、普段話す人も活動内容も、
責任も異なるからです。そして立場が変われば、判断も異なります。
それゆえに、社長が危機感を持つ時にでも、社員は同じようには持てないのです。

良いこともそうでないことも、フェアでオープンに伝える場を定期的に作り、社長が
自分の言葉で直接、社員に語りかけることで、いつの間にか社員の心の中に「安心感」が生まれ、知らず知らずの
うちに意識のズレも少なくなって行きます。


ご相談内容③
「次の経営ビジョンが見えない」

その会社は、社長が独立起業して10年目にかかろうとしている中堅の広告代理店で、関西でインターネット広告の
取扱いをイチ早く始められ、それなりに事業が軌道に乗って、周囲から成功者とみなされていました。

そのせいかちょっと嫉妬されたりして、
悩みがあると言っても、贅沢だと思われ、また悩みのうちに入らないと言われるので、誰にも相談できずに
わかってももらえず孤独で、この社長の心の渇きを癒してくれる人は誰もいませんでした。

いくら現在の業績が順調であったとしても、将来のことを考えると心の奥底では、
「次に何をしたらいいのかわからない」という社長も多いのではないかと思います。

社長の話をトコトン聞きながら、まだ気づいていない本当にやりたいことを引き出すため、何度も細かく質問し、
色々な事例を紹介していく話の中で、社長自身がすでに自分の中に持っている将来のビジョンを「言語化」することが
できるようになります。

社長のコンシェルジュは、命令したり、指示したり、否定したりすることはしませんが、様々な手法を用いながら、
社長の経営ビジョンを一緒に見つけて「言語化」することにベストを尽くします。


ご相談内容④
「ウチの顧客がスーパーに流れてしまう」

その会社は、商店街の中にある地域密着型の小売店でした。
社長の悩みの一つに、近くのスーパーが安売りすると、ウチの顧客がスーパーに流れてしまう。
だから、こちらも安くしなければならないのか?というジレンマがありました。一言でいえば、「ウチの顧客は、安いお店が
あればすぐ浮気する」という状態になっているということです。

「安い」というキャッチコピーで集客したのであれば、顧客は安さを求めてきます。
そして、スーパーのほうが安いと分かれば、すぐ浮気するのも、また当然のことです。
「安さ」をアピールしてはいけない、というわけではありません。安さ「だけ」を、アピールしてはいけないのです。

では、どのようなアピール方法がよいのかと言うと「ウチで買うと○○と△△がよくて、しかも安く買えるのです」と、
アピールポイントを複数持ちます。

この○○と△△を目当てで来た顧客は、スーパーが安売りしても浮気しません。
なぜなら、買う理由が安さ「だけ」ではないからです。安さは、複数ある理由の一つにすぎないのです。

アピールポイントを複数持つことで、顧客を囲い込むことができると言っても過言ではありません。
購入して欲しい顧客ターゲット層を決め、その顧客が喜ぶ商品、そしてキャッチコピーを考えることが、地域密着型の
小売店にとっての正しい営業戦略だと思います。


ご相談内容⑤
「夫婦関係がうまく行かず、妻と別れて愛人と暮らしたい」

その社長は、順調に業績を伸ばしているIT系企業の40歳男性の社長でした。
夫であると同時に中3男子、小6女子、小3男子の3人の子を持つ父親でもありました。

そこで私は、あの有名な「ナポレオン」の話をしました。彼は離婚したことによって、破滅への道へと進んでいった
そのひとりです。彼が最初の妻、ジョセフィーヌを愛し、彼女に支えられていたころは、天にも昇る勢いでしたが、
離婚した後、彼は急速に転げ落ち、南大西洋の孤島セントヘレナ島に流され、幽閉されてしまいました。

そして、世の中の成功している社長ほど、女性のサポートなしに成功はあり得ないということを知っています。

そんな社長は、自分の妻をとても大切にします。
アメリカの億万長者のほとんどが、愛人を作ったり、浮気や不倫をしたりすることはないと言っています。

それは、彼らがそういった行為が夫婦関係を壊し、そして、最終的には経済的のみならず、地位や名誉も失う
きっかけになるということを、よく知っているからなのです。
なかには、妻の影響力とサポートによって、大成功を遂げ、富と権力をつかんだ後、支えてくれた妻を裏切ったり、
離婚して新しい女性と一緒になった途端に、破滅をしてしまったりする人もいます。

「問題が起きている自分のイメージ」と「望ましい自分のイメージ」を例え話によって暗示的に統合していくことで、
自分の中の矛盾が軽減し、調和がとれるようになります。
そして結果的にこの社長は、妻と別れて愛人と暮らすことなく、家庭円満に元の生活に戻ることができました。


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