パワーは出すのものではなく溜めるもの

投稿日:6 2015/12/06,

こんにちは。「社長のコンシェルジュ」の松井太郎です。

もう、来年のスケジュール手帳を買ったという方も、そうでない方も、
私は数年前からGoogleカレンダーを使っています。
iPhoneで入力したスケジュールと同期が出来るのでとても便利です。

今日はココからが本題です。

私は再び社会にどうエントリーしたらよいかを悩んでいた頃、
当時の姿は、いわゆる第一線で活躍されている方から見ると、
随分と歯がゆかっただろうなと思います。

アドバイスを求めていろんな方々にお会いしましたが、
全員が口を揃えたように

・どんなことにも興味を持つ
・とにかく人に会ってみる
・まずは行動する

と言われて、なんか違うな~と思いながらも、
その場では「そうですね」と頷き、
胸にモヤモヤとした感覚を持ちながら、
駅までの道のりをトボトボと帰って行ったことを思い出します。

本当は、アドバイスなど求めているのではなく、
自分の話(というか愚痴や弱音)を

・黙って
・頷いて
・聞いて

くれる人が欲しかったんだと思います。

「だからダメなんだよ!」

そんな自分の本当の心を見ることなく、気づくことを避けていた結果、
あまりのウジウジさに、感情的にそう言われることもありました。

当時のことを一言であらわすと

「自分はいったい何者なのか?」

あれが自分を見失うという感覚だったのかなと思います。
自分の中にあるはずの何かが見えない、聞こえない、掴めないという感覚。

そして、最も苦しかったのは「キョウヨウ」がなかったこと。

まぁ、今でも教養がある方とは決して言えないと思いますが(笑)
ここでいうキョウヨウはいわゆる「教養」ではなく、
今日の用事(今日用)のことです。

今日の用事を作る = スケジュールの空白を埋めるということなのですが、
実はこれが下手で、正直に言いますと私にはできませんでした。

なので、ひたすらヒマな時間をやり過ごすしかなかったのです。

アドバイスをしてくれた多くの人が言うように、
コネやツテを頼って、とにかく人に会ったりすることで、
仕事に結びつくような何かのキッカケを掴むことができるかもしれません。

また、常に何かをやっていれば、スケジュールは埋まっていき、
不安を感じなくて済むかもしれません。

しかし、あまりよく考えず「とりあえずビール!」のような感覚で、
自分のスケジュールを埋めることは、ビールだけでお腹いっぱいになり、
肝心のメインディッシュが食べられなくなります。

スケジュールが埋まることだけで満足してしまうと言うか、
他のスケジュールは入れられないと言うか、
家に帰った時のあの脱力感は、いったい何だったのでしょうか?

満足感を得るために、不安を感じなくするために
実は自分が思っているよりもパワーの消耗が激しいのでは思います。

上場企業の役員からテキ屋のアルバイトまで。

あらゆる人生経験を積んで、いろいろな失敗を繰り返し、
酸いも甘いもかみ分けたミドルエイジになって、
自分がピン!とくるようなことは、そう簡単には起こりません。

一般的には、パワーは出すものと思われていますが、
私は経験上、パワーは溜めるものだと思っています。

心の声に耳を澄ませ、
やりたくないことはやらず、むやみに動くこともせず、
ひたすらキョウヨウのない日々にパワーを溜めました。

すると、ある人から
「松井さん、もしよかったら横浜で事業再生をやってみない!?」
と声をかけてもらい、
決してこの機会を逃さない!と、二つ返事の自分がそこにいました。

実際、事業再生の案件は初めてやることや、想定外の事態に遭遇することが
ほとんどで、かなりパワーがかかりました。

一日24時間フル稼働で、湘南新宿ラインの中で吊革を持ちながら、
立って寝ていても、電車を降りるとシャキッとしていたものです。
何しろ、パワーを溜め込んでいたので、かなり有り余っていました(笑)

フト車窓には、周囲がビックリするくらい一生懸命に仕事をする自分が
映っていました。

その仕事が、金融機関や取引先の目に残り、
また、次の仕事の依頼に繋がるというような感じで、
私は再びゆっくりと社会にエントリーすることが出来ました。

今、びっしりと入力されたGoogleカレンダーを見て思います。
自分のスケジュールに新たな出会いを呼び寄せるスペースはあるだろうか?

そして、あなたのスケジュールにも、新たな出会いを呼び寄せるスペースが
ありますように。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。
そんなあなたが大好きです!また次回お会いしましょう。